二子第二町会(大貫祥一郎会長)は、町内会のイベント告知や防犯・防災情報を発信しようと、このほど、ツイッターを開始した。ツイッターを利用する若い世代に町内での出来事を周知し、活動に興味を持ってもらうことが狙いだという。
二子第二町会は加入世帯数950世帯。大貫会長は「町会の加入率は悪くないが、行事や防災訓練に若い人の参加がないことが悩み」と課題を挙げている。
その解決策の一つとして「広報の強化」を掲げた。同町会は、これまで年3、4回発行する町内瓦版、掲示板、回覧板を利用して町内の情報を発信してきた。「瓦版や回覧板は速報性に欠けてしまい、掲示板で全会員に伝えるのは難しい。スマホで情報収集する時代に、WEB上の発信は不可欠だと感じた」と大貫会長は話す。
ツイッターは、パソコンや携帯電話から「ツイート」と呼ばれる140文字までの投稿ができるWEBサービス(SNS)。リアルタイムな情報収集、情報発信ツールとして若い世代を中心に使用されている。費用がかからず、手軽に始められることから、同町会では7月から運用を開始した。
内容は、防災訓練や例祭の告知、イベントのリポートなど。特に例祭や親子運動会の天候によるプログラム変更は、情報を見た人がほかの人に伝える動きも見られた。「これまで役員など一部の人への伝達に限られていたが、それ以外の人にも広く伝えられることができた」と大貫会長は手応えを感じている。
区地域振興課によると「ツイッターを利用する町会、自治会はあまり聞いたことがない」という。「SNSの利用やブログを活用する町会、自治会が少しづつ出てきている。まだ過渡期だが、地域内の情報発信として今後重要なツールの一つになるのでは」と話す。
同町会のアカウント名は「@futago2na」
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