川崎市は今月8日、一般会計が過去最大となる6390億円の2016年度予算案を発表した。そのうち高津区の予算は、8億6887万7千円で、対前年度比1508万の増(+1・8%)。主に福祉と防災関連の予算に重点を置いた。
川崎市の2016年度当初予算案のうち、高津区の予算は8億6887万7千円。前年度に比べ、1508万円の増額となった。
地域課題に対応するための予算として主な柱となっているのは「地域資源を活かした魅力あるまちづくりの推進」「多様な主体との連携による地域コミュニティ活性化の推進」「総合的な子ども・子育て支援の推進」「すこやか・支え合いのまちづくりの推進」「安全・安心なまちづくりの推進」「区民との協働で進める環境まちづくりの推進」。
そのうち高津区が特に重点を置いたのは、防災と福祉関連。安全・安心なまちづくりの推進には、1408万1千円の予算を盛り込んだ。前年度比で717万1千円増(203・7%)。昨年9月の台風で避難勧告が発令されたことなどが背景という。溝口駅周辺地域での災害時の帰宅困難者対策を進めるための「エリア防災計画」の策定に向けて、基礎調査を実施。また、避難所の機能強化のために資機材などの配備を行う。
すこやか・支え合いのまちづくりの推進には328万8千円を計上(前年度比116万9千円増・155・1%)。高齢者の見守り体制づくりを拡充する。高津区民会議が昨年11月から実施している「ふくシティたかつ」を新規事業として引き継ぎ、事業化。障害者福祉施設の活動紹介などを継続して実施していく。
そのほかの新規事業は、工業系ものづくりと連携した子育て事業を企画。市内小学校で区内のものづくり技術を体験する。
川崎市の予算案は15日に開会した市議会定例会で審議される。
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