神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2016年5月5日 エリアトップへ

日本民家園でボランティア活動に取り組む「炉端の会」で代表を務める 水野 鉄夫さん 下作延在住 66歳

公開:2016年5月5日

  • LINE
  • hatena

300年前に思い馳せ

 ○…日本民家園で20年以上にわたりボランティア活動に取り組む「炉端の会」の会長にこの春、就任した。国や県の重要文化財が立ち並ぶ野外博物館の運営に欠かせない存在となっている同会。一昨年発足20周年を迎え、今年3月にこれまでの活動を記録した記念誌を発行。当時は副会長で記念誌の編集責任者を務めた。「自分はたまたま責任者だっただけ」。編集を通じて諸先輩方の活動を振り返り、その苦労に触れた。「記念誌を棺おけにまで持っていきたいと言ってくれる方もいて、とても嬉しかった」

 ○…「炉端の会」に所属するメンバー271人のまとめ役だ。「会長としてはまだこれから」と謙虚な姿勢を崩さない。自身は6年前に入会。園内を案内する中で、来園者からの質問に「いい加減に答えられない」といろいろと学芸員に聞いていたものの、そのうちに聞くのが悔しくなり、独学で古民家や歴史について学んだ。「調べれば調べるほど感動がある。会の皆さんも学ぶことに熱心。ボランティアは楽しまないと」

 ○…静岡県の出身。駿府城を身近に感じながら育ち、20代のころから全国のお城めぐりをするようになった。「城の石垣に手を当てると当時の声が聞こえてくるような気がする」とロマンチストな一面も。外資系ITメーカーに就職し、結婚を機に川崎市に移り住んだ。日本民家園の存在を知ったのは定年間近。その魅力に取りつかれた。「緑に囲まれた古民家の中で鳥のさえずりを聞きながら、300年前の大工の棟梁が削った柱に寄りかかって、当時の人たちの生活に思いを馳せる…最高だね」

 ○…早朝の散歩や野菜作りなど定年後の生活を楽しんでいる。会の活動を通して知り合いも増えた。「生田緑地は科学も歴史も芸術も集う場所。川崎の子どもたちの寺子屋のような場所にできないか」という野望をひそかに抱いている。「子どもたちに、今の暮らしがいかに豊かかを知ってほしい」

高津区版の人物風土記最新6

遠藤 勝太郎さん

町会ぐるみで地域の活性化に尽力する

遠藤 勝太郎さん

子母口在住 78歳

4月19日

斎藤 優貴さん

数々の国際ギターコンクールで優勝し、世界を舞台に活躍するギタリスト

斎藤 優貴さん

川崎市出身 26歳

4月12日

本田 志帆さん

全日本学生フルコンタクト空手道選手権に優勝した

本田 志帆さん

川崎市在住 20歳

4月5日

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

東京都在住 32歳

3月29日

國富 多香子さん

「グリーフケアカフェあかりmâmâ」の共同代表で、初めて講演会を企画した

國富 多香子さん

中原区在住 49歳

3月22日

稲垣 敬雄さん

フリスビーでドッジボール形式のゲームを行う「ドッヂビー」の普及に尽力する

稲垣 敬雄さん

久本在住 60歳 

3月15日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook