志高く真摯に市政へ 市政リポート【12】 名古屋市のがん対策について学ぶ 川崎市議会議員 さいとう伸志
8月4日、我が会派6名の議員とともに、健康都市宣言をし、積極的にがん対策を行っている名古屋市の取組みについて調査してまいりました。
平成20年度からがん検診を実施し、平成24年3月に「がんの予防・早期発見の推進、医療水準の向上、市民総ぐるみによるがん対策の実施」を目的とした「名古屋市がん対策推進条例」が施行されました。
ワンコインがん検診
予防や検診の内容、実施医療機関一覧などを掲載した、がん検診ガイドを各区ごとに広報とともに市内全世帯に配布、この冊子のなかで、6種類(胃、大腸、肺、子宮、乳、前立腺)のがん検診を各500円で実施するとのことです。図に示してあるように、それぞれの検診の実費分を市が負担しているとのことであります。
無料クーポン券大腸がん検診
川崎市においても子宮頸がん検診・乳がん検診の各年齢ごとに(子宮頸がん20歳〜・乳がん40歳〜)5歳刻みの定点年齢の市民を対象として無料クーポン券が送付されておりますが、名古屋市では大腸がんも40歳の男女から5歳ごとに無料クーポン券を送付しているとのこと。国が見直しや廃止をする中、名古屋市は独自で継続しています。
がんの学習補助教材
小学校6年生・中学校3年生を対象として「がんについて考えよう」というパンフレットを作成。全小中学校の5〜6割が使用しており、実際に授業で活用している学校もあるとのこと、子どもの時から、がんの正しい知識と理解をしてもらう教育の一環として取り組んでいるとのことでした。
このような取組みにより、平成20年度から始まった、がん検診の受診者数約20万人から本年度の見込みが59・2万人と3倍に増加したということであります。川崎市においても積極的に取組んでいるがん検診ですが、更なる向上につなげていくためにも、参考になるものがあると思います。
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4月19日