音楽生活50周年を迎え、川崎北ライオンズクラブの会長も務める 古渡 智江さん 末長在住 69歳
「みんなで一緒に」これからも
○…クラシックに演歌、カンツォーネに童謡…。あらゆるジャンルを歌い上げる「七色の歌声」で、多くの人を魅了し続けている。「たくさんの友人やファン、地元の方々に支えていただいた。だから笑顔で歌えている」と、感謝の言葉も自然と弾む。毎年恒例のディナーショーも開催し続けて30年、地元の参加者全員で歌う喜びを分かち合う「お散歩コンサート」も21年になる。「歌うことが本当に大好き。一緒に歌ってくれる人がいると、もっと嬉しくなる」
〇…群馬県で生まれ、4歳の頃に川崎市に移った。7人きょうだいの末っ子。病に倒れた母に歌を届けようと、家族みんなで声を合わせた日々が将来につながる。中学・高校の時から近所の子どもたちに音楽を指導し、音大へ進学。中学校の音楽の教員などを務めながら声楽家として活動していたが、30代後半の時に、原因不明の下半身不随となる。母や自分の病気の経験から、体が不自由な人の気持ちが痛いほどわかる。子どもから高齢者、障害者に「一緒に歌おう」と歌唱指導を行うようになり、2014年には市から功労賞を受け取った。
○…歌い手として活躍する一方、今年は川崎北ライオンズクラブ(LC)の会長も務め、20人の会員を束ねる。掲げるスローガンは「明るく♪楽しく♪パワフルに♪」。一緒に楽しく奉仕活動をしようと、会員増強にも力を入れる。10月には武蔵小杉駅前で献腎推進キャンペーンも行う予定。「魅力ある奉仕ができるように、地域社会に目を向けて尽力したい」
○…公演では衣装にもこだわりを持つ。華やかなドレスに身を包む理由は「見ても『素敵』と思ってもらいたいから」。持ち前の明るさがステージにつながっている。「私の歌を喜んで聞いて下さる方がいるなら、飛んで行く。一生現役で歌えたらいいな」。歌える幸せを感じながら、歌の楽しさを伝え続ける。
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4月19日