川崎市とNPO法人高津総合型スポーツクラブSELFは10月4日、知的障害者によるプロの和太鼓集団「瑞宝(ずいほう)太鼓」の特別公演を久本小学校で開催した。
この公演は、社会の側にある障害という枠をなくそうと、市とSELFが連携して実施している「かわさきオープンエアプロジェクト」の一環。『障害を知らない』という障害をなくそうと、障害者やその家族、健常者がつながる場を作る取り組みを昨年から行っている。
「瑞宝太鼓」は、社会福祉法人南高愛隣会(長崎県)の、知的障害のあるメンバーで構成され、2001年に結成。平均公演数は国内外で年間100本を超える。
当日は久本小学校や市立中央支援学校の児童・生徒やその保護者ら約300人が来場。「瑞宝太鼓」のメンバーが迫力ある演奏を繰り広げると、来場者の目は釘付けに。ユーモアも交えながら数曲を披露し、来場者も一緒になって手拍子をするなど、会場は熱気に包まれた。終演後のワークショップでは、10人以上の参加者がメンバーの指導の下、演奏の仕方を体験した。
SELFの企画・広報担当の戸沼智貴さんは「『生きていて良かった』と自然に思える素晴らしい演奏だった」と話していた。
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