高津区選出の市議会議員団は10月28日、市長室を訪れ、2017年度の予算編成に関する要望書を福田紀彦市長に手渡した。区内の課題18項目を盛り込み、高津区市議会議員懇談会として提出した。
議員団は「丸子中山茅ヶ崎線など都市計画道路の整備促進」「津田山駅の早期バリアフリー化」などの早期実施を求めたほか、既存バス路線の停留所まで行くことが大変な住民がいるとして、「久末地域等のバス路線の拡充及びコミュニティバス等の運行」も要望。福田市長も「久末は高低差が大きく、市営住宅も高台にあることが多い。引き続き検討したい」と話した。
また、災害備蓄倉庫に避難所用の仮設トイレなどの備蓄が遅れていることを指摘。高津区は仮設トイレを703台備蓄する計画を示しているが、実績は169台しか備蓄しておらず、達成率は24%となっている(昨年度)。地域防災拠点の拡充と合わせて、市長に早期取り組みへの理解を求めた。市長は「区役所の人員的に非常に厳しい部分もあるが、防災力の向上は大きな課題」とした。
議員団は、今年度中に整備が終了する溝口駅南口駅前広場について、歩行者やタクシーなど導線の安全確保も要望。区役所の体制強化も課題とし、今年度から始まった地域包括ケアシステム構築の推進に必要な人員・予算の充実も市長に求めた。
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