スキースロープスタイルで活躍する古賀結那(ゆうな)さん(高津中2年)が9月にニュージーランドで行われた国際大会で準優勝を果たした。年齢規定により今季から国際大会への出場が認められ、初出場での快挙。冬季五輪の前哨戦、FIS(国際スキー連盟)ワールドカップ出場に向けて好発進した古賀さんに、意気込みを聞いた。
スキースロープスタイルは、スキーで滑降しながら連続的に設置されたジャンプ台やジブアイテムと呼ばれる障害物でアクロバットな技の演技を競う競技。
「ジャンプ台の大きさも違い緊張したけど2位という結果に自信がついた」と初の国際大会出場を振り返る古賀さん。大会では大技「スイッチ900」(後ろ向きから踏み切り2回転半)を決めてベストトリック賞も受賞した。「海外選手はジブの技術が高い。ジブをもっと練習しないとまずい」と、課題も見つかった。
古賀さんは3歳からスキーを始め、小学2年生の時にはジャンプに挑戦していた。アクロバティックなジャンプを武器に国内トップクラスの選手と肩を並べる。
目標は「2年後の平昌五輪の出場、6年後の冬季五輪でメダル獲得」と明確だ。
練習拠点の「スノーヴァ溝の口-R246」へほぼ毎日通うほか、英会話教室、塾と忙しい日々。11月下旬から2カ月間、アメリカで練習する。「少しずつ目標に近づいているかなと思うので、忙しいけど充実して楽しい」と笑顔を見せる。
古賀さんが平昌五輪に出場するためには、来年7月にニュージーランドで開催されるFISワールドカップの参戦が必須。ワールドカップに出場するためには、今季、対象となる国際競技会でポイントを稼がなければならない。
「支えてくれている家族やコーチ、スポンサーのために一つひとつの大会で勝たなきゃいけないという意識が強くなった」と古賀さん。来年3月までに7大会に出場し上位入賞を狙う。
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