高津消防署(森下泰弘署長)の調べによると、高津区内で2016年に発生した火災件数は54件で、前年より3件増加した。「放火」「たばこ」「ストーブ」等が原因による火災が増加。特に放火による火災が増加しており、市内で一番多かった。高津消防署では放火防止の注意を区民に呼び掛けている。
高津消防署のまとめによると、昨年1月1日から同12月31日までに、区内で発生した火災件数は2015年同期比3件増の54件に上った。川崎市全域では、計370件だった2015年より4件増えた計374件だった。
前年と比べ、区内の火災原因として増加したのは「放火」。15年は14件だったが、昨年は18件で市内ワースト。川崎市内全体では放火が原因の火災は前年より13件減少している。
高津署では放火防止のために「家のまわりに燃えやすいものを置かない」「家のまわりはできるだけ明るく」「地域のみんなで声かけと見守りを」「物置・車庫には鍵を」「ゴミは収集日に」の5つのポイントをあげ、区民に注意を呼びかけている。
火災による死者数をみると、市内では昨年が5人で、前年と比べ17人減少。一昨年は川崎区の簡易宿泊施設での火災があったため死亡者数が多かった。高津区内の死者数は、前年から1人減少して2人だった。
救急件数も増加
昨年の市内の救急件数は前年から2614件増加し、6万8439件で、過去最高の件数となった。
高津区内は前年比471件増で8464件だった。前年と比べると、65歳以上の搬送件数が増加しており、全体の増加件数を押し上げているという。
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