地域住民の福祉や住民自治の振興発展に貢献した町内会・自治会長に贈る「川崎市自治功労賞」の受賞者がこのほど発表され、区内からは新作第五自治会会長の内田義一さんと下作延中央町内会会長の宇佐美善愛(よしちか)さんが選ばれた。
近所交流のきっかけに
内田会長は2003年8月に新作第五自治会の会長に就任。07年度から橘地区連合自治会理事を務め、同会副会長、高津区全町内会連合会理事の役を担う。高津区明るい選挙推進協議会副会長や高津防犯協会常任理事など、様々な分野で活動している。
内田会長は「地域の方、諸先輩、関係者の方、家族にご協力やご意見を頂いたおかげで受賞できた。活動してきたことが認められ非常に嬉しい」と喜びを語る。
新作第五自治会を運営する上で特に注力したのは「自治会への加入促進」、「ゴミ出し分別指導」、「月1回の防犯パトロール」の徹底。「住んだ以上はここが故郷と思ってもらえるように。そのために必要な『近所付き合い』のきっかけを自治会が率先して作っていくことが大切」という。
安全、安心の提供を
宇佐美会長は05年度に下作延中央町内会長に就任。高津地区連合町内会会計監査、高津区全町内会連合会理事、川崎市全町内会連合会理事も務めている。
「会長を務めて11年、福祉や災害時に助け合う住民自治に取り組んできた。関係する行政、区連の役員の方、下作延地区や町内会役員の皆様に深く感謝申し上げたい」と宇佐美会長。
宇佐美会長は、現在、高津区自主防災組織連絡協議会常任理事を務める。15年には、町会独自の取り組みとして、災害時に地域住民が迅速に安否を発信する「無事ですタオル」を製作。地域の防災活動に尽力している。「これからは町内会の必要性を把握し、加入率が50%を超えるような取り組みを展開していかなくてはならない。そのために、町内会が日頃から住民と近所付き合いをする事が大切」と今後の抱負を話した。
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