区内出身の詩人・童謡作家である小黒恵子さんの自宅を改築した「小黒恵子童謡記念館」が4月1日、3年ぶりに開館。2月26日にプレオープンコンサートが行われる。開館後はNPO法人アクト川崎が運営事業者となり、童謡文化体験の場と地域の交流の場の2つをコンセプトに運営していく。
小黒恵子さん(享年85歳)は日本を代表する詩人・童謡作家。「NHKみんなのうた」などで800曲以上の作品を発表。代表作には『ドラキュラのうた』『モンキーパズル』などがある。
小黒さんは1991年に諏訪の自宅を改築し「小黒恵子童謡記念館」を開館。コンサートの開催や自身の楽譜、所蔵するレコードや大型オルゴールなどを一般公開し童謡文化の普及に取り組んできた。逝去後の14年に記念館の土地や建物、展示資料などを川崎市に遺贈。市はこれを受けて建物の耐震改修工事や運営事業者の選定を実施し、4月1日の再開館にいたる。
運営事業者は川崎市地球温暖化防止活動推進センターの役を担うNPO法人アクト川崎。これまで通り童謡記念館として資料展示などを行うほか、貸し館を実施。また、同所の庭を利用したビオトープ整備を予定するなど、住民に広く利用される運営を行っていく。
開所後の記念館責任者となる笹子まさえさんは「とても素敵な雰囲気があり、広く皆さんに足を運んでもらいたい場所。小黒さんの『童謡』へのこだわりを大切にしながら、地域に愛されていく記念館となるようにしたい」と運営への意気込みを話す。
プレオープンは2月26日(日)、午後1時から。コンサートなどが行われる。予約制(2月16日から受付)。詳細は市民文化局(【電話】044・200・2029)。
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