川崎市は今月6日、一般会計が3年連続で過去最大規模となる7088億円の2017年度予算案を発表した。そのうち高津区の予算は、8億8587万3千円で、対前年比で1699万6千円の増(+2・0%)。主に、地域防災力の強化と地域包括ケアシステム構築に向けた取組に重点を置いた。
地域課題に対応するための予算として主な柱とするのは、「地域資源を活かした魅力あるまちづくりの推進」「多様な主体との連携による地域コミュニティ活性化の推進」「総合的な子ども・子育て支援の推進」「すこやか・支え合いのまちづくりの推進」「安全・安心なまちづくりの推進」「区民との協働で進める環境まちづくりの推進」など。
そのうち、区が重点施策とするのは防災と福祉関連。「安全・安心なまちづくりの推進」には1479万2千円を計上。防災訓練のほか、避難所運営体制の強化を目的に、開設訓練や防災講座を実施。また、高津区防災ネットワーク会議の継続開催のほか、溝口駅周辺での災害時帰宅困難者対策として「エリア防災計画」を策定する。
「すこやか・支え合いのまちづくりの推進」には、380万5千円を計上。住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができる「地域包括ケアシステム」の推進に向けた在宅医療の普及啓発などのほか、新たに区内マンションにおける「つながりづくり」に向けた取組を推進する。
高津区では「区民の皆様が安全に安心して暮らし続けられるよう、防災や地域の顔の見える関係づくりを一層進めていきます。また、区内の魅力あふれる地域資源を活かし、今後も『高津区に住んで良かった』と誇りを持てるまちづくりを区民の皆様と一緒に取り組んでいきます」と話している。
川崎市の予算案は現在開会中の市議会定例会で議論され、3月17日に採決が行われる予定となっている。
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