東高津小学校の避難所開設訓練が2月18日、4年半ぶりに行われた。参加者は同校避難所運営会議委員や学校教職員、PTAなど約100人。
通常、避難所開設訓練は役割分担をして実施するが、この日は全参加者が仮設トイレの組立や備蓄倉庫の見学、非常用特設公衆電話の接続方法などを確認した。これは、ひとつの役割に特化せず、開設の流れを広く知ってもらおうと区危機管理担当が提案したもの。同担当の並木麻課長は「昨年、熊本へ被災地支援に行ったとき、避難所では運営側と避難する側に分かれていたことが印象に残っている。避難してきた方も一緒に運営を担えるようにしていくことが重要」と話す。
運営会議の中村一郎委員長は「自分の班だからここだけ、ではなく誰でもなんでもできるを目指したい。繰り返すことで少しずつ身についていけば」と話し、参加した笠井和彦さんは「どこに何があるのか知らなかった。完璧ではなくても、何人かが『見たことがある』という状況ができれば、何とかなるのではないかと思った」と感想を話した。
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