県政レポート 教員の多忙化解消に向けて 神奈川県議会議員 斉藤たかみ
去る3月24日、平成29年神奈川県議会第1回定例会が閉会しました。
私は今年度、文教常任委員会という教育行政を審議する委員会に所属しており、今定例会では「教員の多忙化」についても取り上げました。
教員の勤務時間先進国で最長
国際機関のOECD(経済協力開発機構)が平成25年に実施した調査によりますと、日本の教員の勤務時間は1週間あたり平均53・9時間で、調査対象34ヶ国・地域の平均38・3時間を大きく上回り、最長とのことでした。
さらに、文部科学省が公表している日本における教員の勤務内訳のデータを見ると、生徒指導や事務的な仕事・保護者対応が以前よりも増えているとのことで、授業以外における業務の増加が多忙化に繋がっているものと考えられます。
教員の多忙化は子どもたちにも影響を及ぼすことから、この様な状況を改善すべく、県では来年度より、教員以外の人でも対応可能な業務を行う「業務アシスタント」を県立学校に配置し、効果が見られるようであれば今後増員を図っていくこととなりました。
また、部活動指導のあり方を検討するなど様々な取組みを通じ、教員の多忙化解消に努めるよう要望いたしました。
今後も引き続き、高津区の代表として、しっかりと県政改革に取り組んで参ります。
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4月26日