高津警察署によると、区内での子ども(中学3年生まで)関連の交通事故件数がここ2年間で、6月に増加する傾向が見られている。
昨年1年間で発生した子どもの人身事故は35件。そのうち、2割強の8件が6月に発生している。一昨年も同様に、人身事故51件のうち、6月の発生件数が7月と並び最も多い。同署は「学校が始まる新年度は、緊張により事故が少ない。慣れてくる6月に反動で増えているのでは」と話す。 高津署管内で昨年発生した子どもの人身事故の内訳をみると、「自転車」(12件)が最も多い。発生した時間帯は、学校の放課後となる「午後2時〜6時」で半数以上を占めている。同署は「平坦な地形から自転車人口が多い上、交通量の多さ、道幅の狭さなど地域的な特徴も関連している。放課後、自転車で遊びに出かける時などに起こりやすい」と分析している。
小学1年生が最多
警察庁が分析した数字によると、2012年から16年に起きた歩行中の交通事故で死傷した人の年齢は、7歳が最も多い。同署は、「小学生に上がると子ども同士の交流が増え、行動範囲が広がる。親の目が行き届かなくなる。交通安全の知識や経験値が足りないため、特に注意が必要」と指摘する。同署は、毎年4月から7月にかけて、小学1年生を対象に歩行者と自転車の乗り方教室を区内全小学校で実施している。
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