県内全189チームが参加する全国高等学校野球選手権神奈川県大会が7月8日(土)に開幕する。区内から唯一出場する高津高校野球部は7月16日(日)のいせはらサンシャイン・スタジアムでの初戦に向けて練習を積んでいる。当日は橋本高校か城郷高校の勝者と対戦する。
「大きいグラウンドで楽器が響いたり、色んな観客がいたりして、春や秋とは違う空気になる。そんな中での一発勝負なので、雰囲気にのまれないことが大事」。そう語るのはチームで唯一、昨年の夏を経験した金子慎吾主将。「自分が1、2年のときは校歌を歌えなかったので、歌えるように初戦突破に向けて全力で戦っていく」と抱負を語る。
今年は打って勝つ野球を目指してきた。3番小野健太選手、4番金子選手、5番田邉颯汰選手の中軸はチャンスに強い。足の速い1番鈴木泰史選手を得点圏に送れるかがカギだ。序盤に点を取れば6番以降の下位打線も波に乗り、大量得点に繋がる。
一方で守備にも力を入れ、ノックはランナーを置いた想定でやるなど丁寧にやりつつ、毎日数をこなしてきた。エースの長谷川謙心投手も冬明けからコントロールが向上して球が低めに集まるようになり、球速も徐々に上がってきた。
今年はコーチ陣も手厚い。監督の野田祐作教諭と、強豪石川県星稜高校出身の村中健哉コーチに加え、選手として県大会ベスト16を経験した黒川翔太コーチも18人の選手の指導に当たる。野田教諭は「レベルの高い指導者が来たことで、選手たちはより熱心に話を聞いて練習に取り組むようになった」と語る。
高津高校の過去の最高成績は3回戦進出。目標はそれ以上の結果だが、「まずは一年間の積み重ねを出し切って初戦突破」と野田教諭は気合を入れる。
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