東高津中学校1年生の丸橋杏さんが6月に行われた第43回全国中学生レスリング選手権大会女子の部34キロ級で準優勝した。丸橋さんは昨年10月に行われた全国少年少女レスリング選手権大会でも優勝しており、その強さに期待が集まる。
決勝の相手は前回の全国少年少女大会で勝っていた三重県の選手。前半の2分で先制を許すも、後半に巻き返し、そのまま優勝が決まるはずだった。しかし疲労がたまった残り20秒、動きの悪い一瞬をタックルで逆転を許すと試合終了の合図が鳴った。準優勝でも悔しさをにじませる丸橋さんは「次の全国大会ではリベンジする」と練習に励む。
陸上と二足のわらじ
丸橋さんがレスリングを始めたのは3年ほど前の小学4年生の時。4歳下の弟、丈君が習う姿を見て、「相手に面して戦うところが面白そう」と思い、始めた。「勉強はいいから外で走ってこい」が口癖の運動好きな両親のもと、運動が好きだったこともあり、始めて1年半で全国大会で優勝し、センスの良さを示した。
現在、レスリングの練習は週に2回で、「練習不足が課題」と語る。理由は中学で「走るのが好きだから」といって入った陸上部の週5回の練習だ。しかし、こちらも6月に行われた第63回全日本中学校通信陸上競技神奈川県大会川崎地区大会の女子1年800mの部で優勝している。
夢は五輪出場
多方面で活躍する丸橋さんだが、将来の夢を聞くと「五輪だけど、レスリングと陸上どっちで出るかは迷っている」とはにかみながら語る。まだ定まっていない夢に周囲は大きな可能性を感じ、期待を寄せている。
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