第69回神奈川県中学校バレーボール大会が7月30日に行われ、西高津中学校男子バレー部が3位入賞を果たして関東大会へ出場することが決まった。同部の関東大会出場は18年ぶり3度目。6日から始まる同大会に向け、主将の田中響弥選手(3年)は「全国出場を目指す」と意気込む。
部員数24人の同部はチームスローガンに「心を繋げ」を掲げ、「辛い状況から頑張る強さをつけよう、気持ちでつなごう」と練習を重ねてきた。
その底力が発揮されたのは関東大会出場がかかる準々決勝の綾北(綾瀬市)戦。フルセットにもつれ込む熱戦の最終セットは21対24で相手のマッチポイントに。
しかし、選手たちは諦めなかった。田中選手は「粘り強く勝負するのが自分たちのバレー。焦らないように」とみんなに声をかけ、ウィングスパイカーで攻撃の要のひとり、小椋一輝選手(2年)は「ミスを怖がって引いたプレーをしたらおしまいだ」と思い、積極的に攻めた。そして怒濤の攻撃による連続得点で大逆転を納め勝利をもぎとった。田中選手は「信じられないくらい嬉しかった。思わず涙がでた」と喜びをかみしめた。
大野勝弘監督(33)は「準々決勝は、選手たちの気持ちが勝った結果。応援に駆け付けてくれた保護者やOB、川崎地区の他校の先生や選手など皆さんに後押ししてもらった」と話す。
前回の関東出場は、同部OBでもある大野監督の世代が果たしたもの。「母校で監督としても関東に行ける、こんなに嬉しいことはない。選手の頑張りに感謝したい」とも話す。
8月6日から群馬県で開催される関東大会は一都七県から32チームが出場する。上位8位に入り、同部初の「全国出場」を目指す。
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