志高く真摯に市政へ 市政リポート㉔ 教育プランと市バス満員通過の新たな展開 川崎市議会議員 さいとう伸志
平成29年第3回川崎市議会定例会が閉会しました。今回はその議論の中から「第2次川崎市教育振興基本計画かわさき教育プラン第2期実施計画」と「市営バス満員通過の新たな取組み」についてご報告させて頂きます。
教育プラン第2期実施計画について
第2次川崎市教育振興基本計画かわさき教育プランとは、急激に変化する社会の中で教育をめぐる現状に適切に対応していくために今後の本市教育の指針となる考え方を掲げ、その実現に向け施策の推進を図るものです。4年1期で第1期が本年度に最終年度を迎えることから現在、第2期実施計画を策定しています。
計画では、子どもたちの「確かな学力」を育むため市内全小中学校に担当者を位置づけ、「習熟の程度に応じたきめ細やかな指導」の研究に引き続き取り組むとしています。第1期の取組みでは算数・数学の理解度が5ポイント程度増加した学校があり、今後は個々の学力の状況を的確に把握し、全ての児童が「授業が分かる」ことを実感できるよう、指導手法について検討を進めていくとのことでした。そして、全国学力・学習状況調査の結果も第2期計画に反映、活用させていくことになります。
また、国が批准した「障害者の権利に関する条約」では、障害のある人とない人が可能な限り共に学ぶ「インクルーシブ教育システム」の構築が提唱されています。本市でもシステム構築をめざし、学校のバリアフリー化を進めるとともに特別支援教育サポーターや補助指導員等の支援人材を適切に配置していきます。
満員通過対策で路線を新設
これまでもこの市政レポートで取り上げてきた市営バス柿生・犬蔵線の満員通過対策について、新たな動きがありました。これまで「上作団地前」や「上作延」停留所に案内整理委員を配置するなど改善策が図られてきましたが、10月から「溝口駅南口」から「新百合ヶ丘駅」を結ぶ路線が新設されました。平日14往復、土休日13往復で、平日は朝7時台から夜9時台まで、概ね1時間おきの運行となります。市では、今回の路線新設で6時台に溝口駅南口行きが1便増え、急行停車駅の新百合ヶ丘駅と接続することで利用者の分散が見込まれております。引き続き注視し、改善に向け取り組んでまいります。
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3月29日