志高く真摯に市政へ 市政リポート㉖ 2017年の活動を振り返って 川崎市議会議員 さいとう伸志
2017年がもうすぐ終わろうとしています。川崎市議会も12月20日に年内最後の定例会が終了しましたが、ここでは議員3年目の今年を振り返ってみたいと思います。
私は今年度、市議会で文教委員会に所属し、副委員長に就任しました。同委員会は教育や子育て、スポーツ、文化、区役所改革など幅広い分野を管轄します。今年度は特に、中学校の完全給食や待機児童、子どもの貧困対策、新たな教育プランなど市の将来も見据えた大きな事業が数多く実施された年でもありました。
中学校給食が全校で開始
まずは、保護者から多くの要望を頂いていた市立中学校の給食が9月から実施されました。12月には中部と北部の給食センターも稼働し、市内全52校で給食が導入されました。
生徒に安全安心で温かく美味しい給食を届けられるよう、今後も経過を注視していきます。
待機児童数ゼロにむけて
川崎市では今年4月1日時点で待機児童が0人になったと発表しましたが、この算出には国による新たな、基準は適用されておりませんでした。そして新基準を適用した10月1日時点の待機児童数は374人となりました。改めて待機児童数ゼロをめざすために、引き続き既存保育所の更なる受入れの調整や認定保育園の新規認定など、多様な手法により一人でも多くの受入枠を確保していきます。
子どもの貧困対策
全国的に子どもの貧困対策の重要性が高まる中、市では今年1月から子どもの貧困状況を把握するために0歳〜23歳の子ども・若者がいる世帯を対象に「市民アンケート」を実施しました。その後、生活保護・児童扶養手当受給世帯及び児童養護施設に入所している子ども・若者を対象に「支援ニーズアンケート」を行ったほか、児童相談所や児童福祉施設の職員にヒアリングも行いました。
そして、これら調査の結果がまとまり、11月から検証が始まりました。子どもの将来の機会格差につながる経済格差を生まないためにも、今年度末をめどに具体策を練っていきます。
教育プラン第2期実施計画
本市教育の指針となる「第2次かわさき教育プラン」の第2期実施計画を策定しています。子どもたちの「確かな学力」を育むことや、障害のある人とない人が可能な限り共に学ぶ「インクルーシブ教育システム」の構築などが柱になります。将来を担う子どもたちにとって教育が大切な礎となるよう、しっかり取り組んでいきます。
来年も引き続き、それぞれの大きな課題解決に向けて、真摯に取り組んでいきます。
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4月19日