宮前区宮崎在住の渡邉麗美さん(24歳・NECグリーンスイミングクラブ溝の口所属)が、11月29日から12月3日までメキシコで開催されたINAS(国際知的障害者スポーツ連盟)2017世界水泳選手権大会の4×100mメドレーリレー種目に第2泳者として出場し優勝を果たした。
メドレーリレーの記録は5分21秒25で日本記録を更新。渡邉さんは「チームみんなで日本新記録を達成し優勝ができて嬉しかった」と喜びを語った。
第2泳者(平泳ぎ)を任された渡邉さんは順位を1つあげ、トップで次の泳者につないだ。「ターンの時に抜いたのがわかった。このまま次につなげようという気持ちだった」とレースの様子を振り返る。
標高1880mの高地で開催され、疲労がピークとなる最終日だったが強豪国オーストラリアを抑え「執念」で優勝をつかんだ。
渡邉さんは今大会、団体、個人種目合わせて6種目に出場。4×50mメドレーリレーで銀メダル、4×50mフリーリレーで銅メダル、200m平泳ぎで銅メダルを獲得する快泳を見せた。
東京パラ五輪見据える
渡邉さんは小学3年生から水泳を始め、169cmの長身を武器に平泳ぎとバタフライを専門とする。
日本知的障害者水泳200m平泳ぎ(長水路)の日本記録(2017年11月)保持者。14年仁川アジアパラ競技大会100m平泳ぎ優勝などの実績がある。
2020年東京パラリンピックを見据え、現在はNECグリーンスイミングクラブ溝の口へ週4日、練習に通う。指導する河合大輔コーチは「体格がよく、持久力があり、のみこみも早い。細かなテクニックを覚えればもっとタイムを縮められる」と期待を寄せる。渡邉さんは、来年3月の「パラ水泳春季記録会」に目標を定め「平泳ぎとバタフライのタイムをもっとあげていきたい」と抱負を語った。
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