「高津区市民提案型協働事業」の2018年度実施事業が3月22日に発表された。今回は「一般社団法人カワサキノサキ」「にこにこあおむし人形劇団」「文化パートナーズかわさき」の3団体が選ばれた。
「高津区市民提案型協働事業」は、市民が提案した事業を高津区と協働で実施することで、多様化する地域の課題解決やニーズへの対応を目指すもの。現在宮前区を除く市内各区で実施され、高津区では2007年度から「高津区協働事業提案事業」として始まった。15年から現在の名称になり、12年間でこれまで21事業が行われてきた。
2018年度の事業募集は昨年9月から行われ、外部審査委員会による選考を経て3団体を選定、区が最終決定した。
一般社団法人カワサキノサキの提案事業は「高津区街情報プロジェクト」。世田谷区の二子玉川で進む事例を参考に、街のイベント情報や防災情報を集約し、見やすいデザインやサイズで町内会自治会の回覧板や掲示板で届ける。年4回の発行を予定し、防災情報も掲載する。
にこにこあおむし人形劇団の事業は「多世代交流人形劇鑑賞会」。これまで同会は各地の保育園で人形劇を実施してきた。今事業では、季節に応じた人形劇を区内各地で上演。体を動かすなど参加型プログラムで、多世代が交流できる場の提供を目的とする。
文化パートナーズかわさきの提案事業は「高津区のまちの記憶を次世代につなぐ」。区が収集する地域の資料をもとに朗読劇を作成し、年間4回の上演を予定する。区民が語る史実を学ぶことで、特に次世代を担う子どもたちに地元への理解や愛着を持ってもらいたいとする。
事業は4月からの1年間で区の予算は3事業合計で約200万円。区では「まちの魅力を高めるアイデア、多世代交流や地域への愛着を醸成するきっかけとなる企画を提案いただいた。これらの事業を通じて区民の皆さまが地域に関心を持つとともに、高津のまちに愛着を持つ機会になれば」と期待を寄せている。
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