高津区版 掲載号:2018年6月29日号 エリアトップへ

今年度、高津区と共同で公演を行う「にこにこあおむし人形劇団」の代表を務める 森 真佐乃さん 梶ヶ谷在住 47歳

掲載号:2018年6月29日号

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舞台で元気の種まきを

 ○…「人形劇を通じて、地域全体が元気になる種をまきたい」。宮前区にある人形劇団に所属する傍ら、7年前に「にこにこあおむし人形劇団」を設立した。地元梶ヶ谷を拠点に年間80公演以上行い、子どもたちを中心に演劇の魅力や楽しさを伝えている。

 ○…千葉県出身。「子どもの頃から舞台鑑賞が好きだったが、まさか自分が舞台に立つとは夢にも思わなかった」。転機は29歳の時、当時通っていたパン教室の講師の紹介で宮前区の人形劇団どんぐりに入団した。当初は衣装や音響などを担当する裏方志望だったが、声を出す楽しさや登場人物になりきるという演技の奥深さに触れるうちに演技の虜となった。

 ○…入団して10年が経った頃、「演劇を観ているだけだと退屈になるよね」という声を聞き、ゲームをするなど、観客と一つになれる劇団をつくりたいという強い思いが芽生えた。今まで人の上に立った経験がなく、代表として活動する不安はあったが、2011年3月、震災で暗い表情をした子どもたちを元気にしたいという考えも後押しして、親しい母親たちと「にこにこあおむし人形劇団」を設立した。団員は全員未経験者だったが、「子どもたちのために」と思いを共有し、初めは棒読みだったセリフまわしも抑揚をつけられるまでに上達。人形やセット作りを全て自分たちで手掛けている。

 ○…「笑顔にしてくれてありがとう」といった観客からの温かい言葉に支えられるという。休日は息子の野球応援や家族全員で食事に出かけるなど、家族との時間も大切にしている。「子どもたちが楽しい思い出となるきっかけをつくり続けたい。それが大人の仕事」と凛とした表情で話す。今後も演劇で地域をつなぐ活動を続ける。

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