地域情報の整理や発信を目的に、久本町会や町内マンションの有志らでつくる「高津区街情報プロジェクト」のリーフレット第1弾の配布が始まった。区の協働事業にも選ばれていて、発行者らは「今後さらに内容を充実させ、他の地域でも作成に興味を持ってもらえたら」と呼びかけている。
プロジェクトを手掛けるのは久本町会や町内マンションのパークシティ溝の口、メイフェアパークス、タワー&パークス、そして高津区総合型スポーツクラブSELFなどの有志約10人。今年度の区市民提案型協働事業にも選ばれ、区職員も作成に参加する。
今回のプロジェクトのきっかけについて、編集会議の編集長を務めるパークシティ在住の山本美賢さん=写真後列中央=は「これまで町内やマンションで子育て世代や単身高齢者などに情報が届きにくいのが課題だった。また、ポストには日々多くのチラシが投函されるが、どれが有益な情報か分かりづらい。そこで、地域住民や市民団体、行政が協力して見やすいデザインで情報を発信することで、より有益な情報を整理して届けられたら」と話す。
発行したのはA3サイズのリーフレットや、街の掲示板などに張れるポスター。リーフレットは町内約5千世帯に配布。小さく折りたため、表面には久本周辺の主なイベント情報、裏面には防災マップや減災対策コラムなどが見やすく配置されている。作成には二子玉川で2012年から続く同様のプロジェクトを参考にしたという。
山本さんらは「他の町内、地域でも制作に興味があればデザインや作り方を共有していきたい。広報物のデザインが統一されることで街の美化にもつながれば」と話す。
今年度は計4回の発行を予定し、次回の発行は10月。町内の学校や施設でも配布が広がっていて、山本さんらは区の協働事業から外れる来年度以降も独自の発行をめざしていきたいとしている。
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