SHISHAMO 夢の等々力、無念の中止 聖地・川崎に全国のファン
先月28日、川崎市出身のロックバンド「SHISHAMO」が予定していた史上初の等々力陸上競技場での単独ライブが、台風の影響で中止になった。
CDデビュー5周年にあわせた同公演は、SHISHAMOにとって初のスタジアムワンマンライブ。「いつか等々力競技場でライブを」というメンバーの思いを川崎市が受け止め、昨年9月に開催を発表していた。
同時開催予定だった川崎市のイベントは前日に一部中止を決定。ライブは27日時点で予定通り開催としていたが、当日の午前9時38分に気象庁から暴風波浪警報が発令されたことを受け、中止が発表された。
午後2時ごろにはグッズ販売や屋台等の催しも撤収を開始。強風が吹きつける中、会場周辺には名残惜しむファンが集っていた=写真。仙台市から来た渡辺弘美さん(45)、娘の奈緒さん(16)は「残念。できればやってほしかった」と声をそろえた。長野県から訪れた江村壮一郎さん(60)と妻の典子さん(54)は、山形県に住む息子の惇さん(21)と現地で合流。壮一郎さんは「長野のライブに3人で昨年行って、今回も楽しみにしていた」、惇さんは「(バンド出身地の)川崎に来られたのはよかった」と語った。
同日、市民ミュージアムで開催していた「SHISHAMO展」には、入場待ちの来館者で長い行列ができた。同館の担当者は「普段より若い人が大勢来て、SHISHAMOのファンは年齢層が幅広いと感じた」と1カ月の会期を振り返った。
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3月15日