溝口の「やきとりゆたか」の常連客らが集まり、多摩川高校前の河川敷で店主が投網で鮎を捕まえる様子を見学する「投網会」が先月行われた。
溝口で生まれ育ち、漁師だった父親から投網の技術を学んだ同店店主は、多摩川の鮎の良さを知ってもらおうと自ら捕まえた鮎を15年以上前から店で提供している。
解禁期間中に週1、2度漁に出て、20センチほどに育った鮎を提供する分だけ捕まえている。その味に惚れた常連客が投網に興味を持ち、投網会を7年前から開催。当日は子ども連れを含む14人が参加した。
子どもたちは初めて投網を間近で見学したり、網に入った鮎を手づかみしたりと興味津々。投網の投げ方を説明したり、河川敷で楽しみながら2時間程度の漁で捕まえた鮎は200匹以上。その場で干物にしたり、持ち帰った鮎を店で天ぷらにして皆で初夏の香りを楽しんだ。
「多摩川の鮎の良さを知ってもらうために区内でもっと提供する店が増えたら」と店主。同店では10月中旬まで楽しめるという。
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