今春から高津区PTA協議会の会長に就任した 森 清行さん 久末在住 43歳
子どもと学校の「飛脚屋」に
○…橘と高津の両地区にまたがる、17の小中学校のPTA関係者による「高津区PTA協議会」のリーダーになった。「協議会会長として区全体の音頭を取っていきたい。学校と地域住民の橋渡しができれば」と現場の意見をくみ取っていく。
○…家族は妻と中2の息子、中1と小5の娘の5人。昨年度から久末小のPTA副会長を務めて今年度から会長に。同小に田んぼを作り、農家の知識を生かして児童に農業を教えるなど新しい取り組みも行ってきた。前任の区P会長から「区の会長になれば、橘と高津の両方を見るから視野が広がるよ」と声を掛けられ就任を決意。区Pに入り、最初に驚いたのは高津地区の役員に会社員が多いこと。彼らは自営業に比べて時間の制約が厳しいだろうと考え、会議の進行などを効率的に行う意識も備わったという。「常日頃から子どもたちや学校の役に立ちたいといった、同じ志を持つ新たな仲間に出会えたのが大きい」と語る。
○…久末小、東橘中卒。生まれ育った地元に恩返しをしたいという思いでPTAに携わった部分も大きいという。高校卒業後は大手種苗会社に9年間勤めて商品販売の仕事を担当。話を聞きながら相手が何を求めているのか気づけるように。「PTAでみんなの意見を親身に聞く基礎になった」
○…新種の野菜づくりが好きで「農家の仕事が趣味みたいなものかな」と笑う。これまでにアイスプラントやパクチーなど先代たちが作らなかった野菜にも挑戦してきた。「何事も楽しくやる」がモットー。会の活動を義務感だと思わずに楽しむことを大事にしている。「『PTAは楽しい場所』と周囲に見てもらえるような雰囲気づくりができれば」。会長に就任して3カ月。広い視野で1年間走り続ける。
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4月19日