大きく足を上げて軽快にステップを踏む姿はとても74歳の女性とは思えない。ダンスサークル「青葉の会」代表の千葉素子さん(蟹ヶ谷在住)は日々鍛錬を続けている。
青葉の会は、高津老人福祉地域交流センターで月3回練習するフォークダンスサークル。千葉さんが川崎市コミュニケーションダンス協会の会員と約10年前に立ち上げ、現在の会員数は25人。60代から80代まで活動し、老人ホームや障害者施設へ慰問を行っている。
千葉さんは「見てくれた人から『元気をもらえた』『ありがとう』の言葉が励みになる」という。
ダンスを始めたのは58歳の時。孫たちが運動会で踊る「ソーラン節」の映像を観たのがきっかけで、「気が付くと自分もリズムにのっていた」と笑う。
多摩区で活動していたロックソーランのダンスチームの募集案内を見て入会。テンポが速い音楽に合わせ、軽快に踊る様子に驚いたと同時に「腰が鍛えられる」と体調面も良好になった。また、ダンスを通じて新たな友人ができたことが嬉しかったとも。「一人では退屈な買い物も友人と行けば数倍楽しくなる。良い友人たちに恵まれた」。
70歳で大腿骨骨折という大怪我を負った。「踊ることを諦めなければ」と落胆したが、仲間たちから「また一緒に踊ろう」と励まされリハビリに奮起。1カ月で退院して復帰した。怪我から学んだことは、「何事も無理をしすぎない」こと。「焦らず自分のペースで地道に継続する点を大切にしている」という。
1歩踏み出し挑戦を
「やりたいことを見つけて積極的にチャレンジすることが大切でそれが次の段階につながる」と話す千葉さん。現在、青葉の会のほかに2つのダンスサークルに所属している。練習は月9回。「ダンスは元気の源であり生きがい」と語る千葉さん。忙しい日々はまだまだ続く。
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