国史跡に指定される橘樹官衙遺跡群の一角、影向寺の山門に仁王像が先月から安置されている。
高さ2mほど、重さ400キロの仁王像は、山門に新たな存在感を放っている。
これは、影向寺の檀家の中里勲さん(野川在住・74歳)が、境内に安置した観音像と一緒に寄付したもの。中里さんは、「日課の早朝散歩でお寺の前を通るたびに、何か奉納ができないかと考えていた」という。
先月、魂を入れる開眼式を執り行い、今月開催された同寺の縁日で地域初のお披露目に。訪れた地域住民は、写真を撮るなど現れた仁王像に驚きを示していた。
中里さんは「無事に安置され、非常に嬉しく、また、ありがたい気持ち」と話した。同寺の加藤浩照住職は「仁王様は守護者の役割を担うもの。地域の魔除けのシンボルに、また観音様は訪れる方のよりどころになってくれれば」と話した。
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