近所づきあいや防災などを質問
高津区役所が区内分譲マンションの住民の交流促進を目的に、実態や課題を把握するアンケートを実施している。今回は約２５０世帯を対象に行い、集計結果を今後の施策に活かしていく方針だ。
今回のアンケートは、区内約５００カ所の分譲マンションから、約９割を占める１００戸未満のものに絞り、10年、20年など築年数別に４つのマンションを選定。そこに住む約２５０世帯の住民に協力を依頼した。
区がこのようなアンケートを行うのは昨年に続き２度目。昨年は５００カ所全てのマンションの管理組合に回答を求めたもので、住民に直接依頼するのは今回が初めて。区民の約３割が居住する分譲マンションの住民のつながりづくりが区民の自助・互助による支え合いの地域づくりを進めるためにも不可欠として実施している。
アンケートでは、マンション内での近所との関わり度合や参加してみたい活動の質問のほか、防災や防犯、修繕など気になっていることを問うものとなっている。区では、年内中に回答を集め、今年度内中に結果を取りまとめて公表する方針だ。区の担当者は「新しいマンションでは子育てに関する希望が高かったり、築年数を重ねたところでは大規模修繕への不安など、それぞれの状況に応じた課題がでてくると思う。結果をしっかりと分析して、これからの区の施策に活かしていきたい」と話す。
また、取り組みの好事例などを他のマンションでも共有してもらえるように交流会などを定期的に開いて情報共有を図り、課題解決や住民の交流促進につなげていきたいとしている。
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