福田紀彦市長が直接区民の意見を聞き、身近な市政実現を目指す「区民車座集会」が12月8日、パークシティ溝の口で行われた。
「マンションコミュニティを考える〜10年後の豊かな暮らしに向けて自分ができること〜」と題し、マンションの管理組合や自治会に携わる住民、不動産会社、エリアブランディング事業を手掛ける企業など14人が市長と意見交換を行った。
世帯数の7割以上が共同住宅に住む区内の現状や参加者の取り組み発表の後、福田市長は「コミュニティ形成のためのキーワード」をテーマに進行。災害時に作れる食べなれた食事のレシピを防災訓練などで伝える山本詩野さんは「『防災』は老若男女関係なく関心の高いテーマ」と話す。総戸数50戸未満の集合住宅に住む志水雅子さんも同様に「戸数が少ないため、訓練で集まると顔が覚えやすい。マグネットボードを利用した安否確認など、毎回取り組み内容を変えて実施し、交流も広がっている」と話す。
一方、単身者世帯の参加が課題という意見も上がった。単身世帯のマンション交流について検討する猪股有佐さんは「若い人の防災意識はそれほど高くない」と指摘。さらに「公園でキャンプなど『非日常』や『楽しみながら学ぶ』がキーワードなのかも」と付け加えた。参加者からは「好事例をもっと知りたい」という声も上がった。
福田市長は「マンション戸数や築年数別にデーターベース化、アーカイブしていくことがすごく重要」と締めくくった。
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