幸区南加瀬の中川部屋入りが決定した県立向の岡工業高校3年の木山稜君(17)。1月場所デビューを控え、きょう元日から中川親方のもとで新たに始動している。
12月18日には、中川親方が入門あいさつのため同校を訪問。168センチ、81・5キロと小柄な木山君に、田中宏幸校長は「土俵際で相手にぶつかっていく、粘りの相撲が持ち味」と印象を話した。中川親方は、高1だった木山君と初対面した当時を振り返り、「そのとき聞いた『力士になる』という夢を変わらず持ち続けてやってくれた」と、芯の強さを強調した。
中2のとき、学校の職業体験で初めて旧春日山部屋(現中川部屋)を訪れた木山君。向の岡工業高相撲部の門を叩き、やがて中川部屋入りを志すように。同校OBの先輩力士、義春日と春日龍の2人が所属する同部屋に足を運び、稽古を重ねてきた。「強い先輩たちの胸を借りてぶつかり稽古をして、勉強させてもらっている」と木山君。「小さくても思い切って前に出る気持ちで頑張る。関取を目指し、もっと強くなりたい」と意気込みを語った。
同校相撲部の清田英彦監督や二家本旭教諭からは、仲間との切磋琢磨、協力することの大切さを学んだという。清田監督は「いろいろな経験を積んで、素晴らしい人間に成長してほしい」と木山君にエールを送った。
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