食を通した健康づくりのボランティア活動を行う食生活改善推進員(ヘルスメイト)。この高津区連絡協議会・会長を務める下作延在住の村上秀子さんが先頃「川崎市保健衛生功労者(地域保健衛生関係功労者)」として表彰を受けた。
保険衛生の進展に努め、その功績が他の模範になるなどと認められた個人や団体に贈られる「川崎市保健衛生功労者表彰」。今年度で58回目と、歴史のある市の顕彰事業として毎年数多くの対象者が選出されており、高津区内からも医師や飲食店関係者、さらには精力的に健康づくり活動を展開するグループなどが受賞。一方、食生活改善推進員(ヘルスメイト)等、ボランティア活動を行う個人などが表彰対象となる「地域保健衛生関係功労者」の部門における高津区からの選出頻度は比較的少なく、村上さんによれば「(ヘルスメイトとしては)前回から10年以上のブランクを経て、私でようやく4人目ですね」との事。過去に市の連絡協議会が周年記念誌を制作した際に、近隣他区のヘルスメイトの表彰者数を知った村上会長は「区によっては20名以上が(個人表彰対象者に)名を連ねていた。私たちの活動が、他の地域のヘルスメイトと比べて劣っているとは思えない」と奮起。以来、毎月定期的に実施しているキャンペーンや各種料理教室、さらに橘地区にある農園を舞台とした「親子流しそうめん」などを通し”食育の大切さ”などをより広くアピール。また近年では、人気企画の一つとなっている「男の料理教室」を契機にヘルスメイトの取り組みに興味を持った男性会員も増加するなど、拡がりのある活動を展開してきた。
仲間の大きな励みに
今回の功労者表彰は、会長就任12年の村上さんのキャリアの集大成ともいえ「仲間のメンバーの大きな励みにもなりました。今後の活動にも弾みがつけば」とホッとした様子。選出者推薦に携わった高津区の関係者も、村上会長の長きにわたる活躍が結実した今回の表彰を共に喜んでいた。
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