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新作地域 風土記作り郷土愛、後世に 有志ら8年かけ書籍に

文化

掲載号:2019年3月1日号

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左から若林忠司さん、宮田さん、撮影を担当した大原冨士夫さん
左から若林忠司さん、宮田さん、撮影を担当した大原冨士夫さん

 新作地域の地理や歴史、文化や暮らしをまとめた「新作風土記」が2月1日に完成した。新作第一町内会、JAセレサ川崎新作支部、新作八幡宮奉賛会で構成される新作風土記刊行実行委員会が制作。編集執筆委員長を務めた宮田進さん(78)は「新作という土地を知ってもらうことで、郷土を愛する気持ちが後世に続いていければ」と話す。

 新作地域では、1959年、新作団地の建設に先立ち行われた遺跡調査で4カ所の新作貝塚が発見された。縄文時代早期後半とされる7、8000年前のものとされ、竪穴住居跡や人骨が見つかり文化財として注目を集めた。宮田さんは「新作は文化財が埋蔵されている大変な地域。何かしらの形で住民に伝えたかった」という。

 新作風土記には、地理や遺跡から見る先史時代から地元の住民に聞いた戦前、戦後の暮らし、慣わし、現在の新作地域の住民交流まで233ページにわたりまとめている。

 発刊に向け、宮田さんが資料を集め始めたのは8年前。国土交通省などから地質調査報告書を取り寄せ、地元住民から写真を集め、話を聞くなど活動してきた。宮田さんは「今、新作は住民同士のつながりの深い、成熟した社会を迎えている。各時代でこの地域に暮らしてきた先人たちのあつい思いを伝え、新たな新作を作る世代に役立ててもらえれば」と話した。

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