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高津区版 公開:2019年4月5日 エリアトップへ

溝口飲食店「テトテオ」 商店街活性化に貢献 空き店舗の開業に表彰状

社会

公開:2019年4月5日

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同店店主の丸山さん
同店店主の丸山さん

 市内商店街で新たに開業した店を対象に、優れた店を表彰する「第4回いらっしゃい!商店街のNEW SHOP」の受賞者が先月発表され、溝口中央商店会に一昨年開店した飲食店「TETO─TEO」(株式会社ワイエムピー╱丸山祐樹代表取締役)が大賞を受賞した。

 この表彰は、過去3年以内に市内商店街に開業した店が対象。開業経緯、実績、これからの展望、商業エリアへの思いが審査される。

 「TETO─TEO」は2017年7月に溝口中央商店会に開店した。飲食店を軸に、オーガニック食材やテーブルウエアの販売、ライブなどを行っている。

 丸山さんは「開店するとき、街に根差した店にしたいと考えていた。取り扱うものは決めずに、必要とされるものをやろうと思っていた」と話す。

連携で街を豊かに

 丸山さんは来店客や店のスタッフから話を聞きながら地域のニーズを探っている。武蔵新城のパン店から仕入れる天然酵母パンや店内の音楽ライブは、「パン屋が少ない」「食事をしながら音楽を楽しみたい」「演奏を披露する場がほしい」などの声から始まったものだ。

 丸山さんは「溝口は音楽大学があり、学生が演奏の場を求めている話も聞いた。パンは隣駅にいいお店があり、取り扱ったら嬉しいかなって思って。さまざまな人たちの連携で街が満たされてくれれば」と思いを話す。

 前職は全国展開する飲食店や音楽ライブなどを手掛ける会社の経営に携わっていた。店舗の効率的な運営に注力するうちに、「目の前のお客さんや生産者など目の前の人のことを考えた仕事がしたいと思った」という。

 溝口に出店を決めた理由のひとつに「生産者が近い」ことがある。同店は高津区、宮前区の農家7、8軒と契約。地元野菜を使った「お惣菜定食」は同店の看板メニューだ。

 農家と一緒に収穫体験型レストランも現在企画中だ。丸山さんは「目指すのは街歩きが楽しいエリアに。飲食店や生産者、街に関わる人皆で盛り上げていけたら」と話す。
 

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