4月1日正午前、多くの人が固唾をのんで見守った新元号「令和」発表の会見。その瞬間、高津区内でも渋谷のスクランブル交差点さながら凄い賑わいになるのでは―?
そんな期待を胸に本紙記者が担当エリアに取材を敢行。だが、そんなこちらの思惑を見透かすかのように、どこもかしこも平常運転といった様相。令和ムードの本格的な到来は、まだまだ先のようで…。
繰り広げられる日常
新元号発表当日、大型PRビジョンがある溝ノ口駅そばの商業施設前。
「ここで記者会見の様子を放映すれば、道行く人も足を止めて…」などと目論んだY記者がカメラ片手に現地に赴くも、早い段階で「放映予定ナシ」のアナウンス。それなら、とばかりに高津区役所ロビーに移動するも、ここでも特段目立った場面もなく「職員の方々が淡々と仕事に勤しむ普段の光景が繰り広げられていました」と、がっくり肩を落とし帰社してきた。
空振り「2連荘」
「では、自分がリベンジ!」と翌日、再び高津区に飛び出していったのが若手有望株のU記者。世間では前日のニュースなどで関連商品の発売や、令和にちなんだ明るい話題が続々報じられており「地元エリアでも何かあるはず」と各方面に取材攻勢を仕掛けるも、ここでもことごとく空振り。「(令和の)関連商品?発売予定はありません」「お祝いイベント?わからないね」と、そっけない返答が相次ぎ、傷心気味のU記者、新元号発表前とさほど変わらない街のスナップを撮影し、口惜しさを滲ませつつ編集室に戻ってきた。
スロースタートに期待
2日にわたる奮闘も虚しく、大きなニュースを入手できなかった一連の取材。だが「しばらく経てば徐々に企画が固まってくるんじゃないですか」「改元当日までには何かやりたいね」という声も複数寄せられており、見方によってはスロースターターが揃い、今後に期待が持てそうな雲行き。
また4月28日を皮切りにフリーマーケットや大道芸大会などを予定している毎年恒例の「溝ノ口ポレポレまつり」では、早くから冠に”祝・改元”を掲げるなど、令和ムードを盛り上げようとする動きもあり、これから少しずつ、話題にもなってくるのではないかとみられている。来月1日の改元当日まで乞、ご期待。
高津区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>