6月1日のアユ釣り解禁を前に、川崎河川漁業協同組合高津地区による恒例の試し釣りが5月18日、多摩川で行われた。
試し釣りは7人の組合員が東名高速道路下から新二子橋までの3地点で、午前9時から2時間かけて実施した。この日の釣果は7匹。最大で13センチメートル、13グラムだった。昨年の釣果170匹に対し、今年の「不作」ぶりに組合員たちは「雨が少ないからか」「工事の影響か」など首をかしげていた。
試し釣りに参加した同組合の井田政男さんは「流れの中にアユが見当たらない。1週間後、7月と、今後状況は変わるかもしれないけど、全く分からない」と話した。同組合の竹仲密昭組合長は「水温も湿度も気温も昨年と条件はあまり変わらない。こんなことは初めて」と落胆した。
東京都島しょ農林水産総合センターによると、5月17日現在の多摩川アユの遡上数は約5万匹。昨年同時期比の9分の1の数となる。
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