諏訪の小黒恵子童謡記念館で来月から初のセミの抜け殻講座を開講する。毎年、同館の庭にセミの抜け殻が大量発生することから館長の笹子まさえさんが企画。笹子さんは「自然を大切にしていた小黒さんの庭をいかした企画。ぜひ参加してほしい」と呼びかける。
同館は区内出身の詩人、童謡作家である小黒恵子さんの自宅を市が改築し2年前に開館。認定NPO法人アクト川崎が運営し、演奏会などのイベントや貸しホールを行っている。
同館の庭は、小黒さんが暮らしていた当時のまま維持管理が行われ、市の保護樹木に指定される樹木も4、5本ある。
笹子さんは「毎夏、セミの抜け殻を100匹ほど見かける。あまりにも多いので、川崎にどんなセミがいるのか学びになるのではと思った」という。小黒さんの詩には、やぶ蚊をモデルにした『ドラキュラのうた』や『セミの水でっぽう』など、生き物を題材にした作品も多い。笹子さんは「自然や生きものを大切にされていたと感じる。お庭をいかす企画をやってみたかった」と話す。
講師は全国森林インストラクターの野牛雪子さん。抜け殻採取の方法、セミの品種の見分け方など講義や実地調査、羽化観察会を予定する。
参加者募集
日時は7月6日(土)、29日(月)、8月5日(月)、10時から正午まで(8月5日は午後5時30分から7時30分)。小学生から大人対象(小学3年生までは保護者同伴)。定員20人。申し込み締め切りは6月21日午後5時。問合せは同館【電話】044・767・9646(土・日・月・祝)。
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