高津消防団の第12代団長に就任した 持田 稔さん 下作延在住 65歳
目で分かり合える仲に
○…入団30年を迎えた今年、3分団6班をまとめるリーダーになった。就任してまだ3カ月だが、他地区の消防大会にも出席するなど早くも“団の顔”として奮闘。地域の防災を支える訓練の中には、チェーンソーで障害物を取り除く作業などもあり活動の幅は多岐に及ぶため、団員の得手不得手がすぐに確認できるリストの作成を進めているという。「一人ひとりが得意分野を活かして、元気に活動できる場にしていきたい」と思いを語る。
○…父の代から消防団に携わる。「親父の背中を見ていたら自然と入団していた」と笑うが、「様々な職種の方と出会えたことは自分の成長につながった」とにっこり。現在は息子も団員となり3世代にわたり受け継がれている。地域に身近な自分たちが責任を持ち、団に貢献していければと話す。
○…下作延で生まれ育った。久本神社の御宮工事に携わるなど鳶職としても活躍。「長年地域の皆さんにはお世話になっているので、少しでも役に立ちたい」と地元への思いは強い。現在は家族で経営する土木関係の会社で取締役を務める。団長との両立が難しい中、「息子が会社を取り仕切ってくれるので助かるよ」と話す。多忙な日々を癒してくれるのは趣味の釣り。息子や孫たちと一緒に毎年、ブラックバス釣りに行くのが楽しみだという。「家族の笑顔を見る瞬間がなによりだね」と語る姿から優しい父親の一面も垣間見える。
○…消火活動のみだと思って入団希望する人などもいることから、事前説明を丁寧に行う時間を大切にしているという。「納得のいく形で入団してもらえた方が長続きするからさ」と話す。訓練後は団員たちに声を掛け、呑みに行くことも多い。「言葉を交わさなくても互いを理解できるようなチームを目指したい」
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4月19日