志高く真摯に市政へ 市政リポート㊷ 「いこいの家・老人福祉センター活性化」について 川崎市議会議員 さいとう伸志
「地域化」に向けて
川崎市議会第3回定例会が7月3日に閉会しました。今回は私が一般質問を行った「いこいの家・老人福祉センター活性化計画」の策定について報告します。
両施設は高齢者のための公の場として、いきがい・介護予防施策等の推進などに役立てられてきました。近年では活性化の一環としてコミュニティカフェやサロン活動、ボランティア交流会や障害者施設などに加え、多世代交流をはじめ地域交流事業なども幅広く展開しています。
こうした施設の「地域化」については、より多くの市民が幅広く活用できるよう、条例改正なども含め、検討していく事になりました。
課題について
高齢者人口が増えているにも関わらず、両施設ともに「利用者の固定化」が原因とみられる利用者数の伸び悩みが課題となっており「従来の利用者を含め今後、より地域の方々に幅広く利用してもらえるよう努めていく」といった方針が打ち出されました。また、両施設とも築30年以上の建物が多く、バリアフリー化への対応策は昨年度の監査でも指摘を受けています。特に喫緊の課題となっている「トイレの洋式化」については現状、いこいの家では約6割、老人福祉センターでは約7割に留まっており、より使いやすい施設とするべく環境整備を進めていく事になりました。さらに老人いこいの家は「中学校区につき1ヵ所」という施設配置の考え方を見直すほか、老朽化に伴う建替えや移転、リノベーション等の際には施設の多目的化・複合化といった時代状況に合わせた機能の充実を図るなど、包括的に検討を重ねていきたいと考えています。
今後も議論を
「いこいの家・老人福祉センター活性化」については、まだまだ議論の余地があると感じました。
今後も注目し、高齢者の方々にとっても、地域の方々にとっても利用しやすい環境づくりのため、議論を続けてまいります。
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4月26日