7月26日から2日間、千年新町市営公園で行われた「盆踊り大会」。他エリアでも実施されている夏祭り企画と同様、近隣の住民などで大きな賑わいをみせる中、ひと際関係者が胸を張るのが「太鼓」。力強く、時にリズミカルなその音色の裏側には、徐々に根付きつつある、千年新町独自の”伝統”があるのだというが、さてその真相はー?
指導は26年前から
盆踊りの会場で、誇らしげに太鼓を叩いている子どもは、飛び入り参加を除けば大抵そのエリアごとに組織されているグループに所属し、練習を重ねて当日を迎える。千年新町でもそれは同じ。
同エリアの太鼓クラブ指導者は「私自身が太鼓を始めたのが26年前。そして子供たちに教え始めたのが10年前。当時の子ども達が、今も地域のために頑張ってくれている姿を見ると嬉しい限りですね」と目を細める。
「教えて!」に応える
さらに千年新町エリアでは地域の中・高・大学生が講師役を務め、チビッ子たちに様々なことをレクチャーする、習わし的なイベントも定着しつつあり(本紙7月26日号・既報)、子ども同士の「先輩・後輩」の間柄の良さは抜群なのだとか。
こうした背景を味方に、当日多く聞かれた「太鼓を教えてほしい」「お姉ちゃんたちみたいに叩いてみたい」といったリクエストに応え、後継者づくりにも、子ども達が大きな役割を果たしつつあるのだとか。前出の指導者は「踊り手のみなさんや来場者のみなさんが目で見て、音で聴いて楽しめる太鼓をやっていきたいというのが『新町太鼓クラブ』のモットー。これからも成長を遂げた彼女たちが、演奏者としてのみならず指導者としての更なるステージに注目していただきたいですね」と話している。
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