市内自主保育団体のネットワーク組織「ちいくれん」の代表を務める 鈴木 暁子さん 二子在住 34歳
「子育ては太陽の下で」
○…「自然の中で子どもをのびのびと育てられること、親たちで成長を共有できること」と自主保育の魅力を語る。その良さを伝えようと初の主催イベントを開催。映画配給会社への手続き、チラシ制作、印刷、置いてもらう施設探しなど5カ月かけて準備してきた。「これを機に入る人や『団体を立ち上げたい』という相談も。やってよかった」と笑顔で語る。
○…大学卒業後、業界紙に勤め記者として活躍。結婚後、夫の実家がある二子に。長女の出産時は社内初の育休を取得した。「必死に」保育園を探し職場に復帰。義母の協力を得ながら両立するも「ソツなくこなさなくては」と余裕はなかった。夫の地方転勤が決まると「子どもと一緒にいよう」と退職。転居先では自然が多い幼稚園を探した。外遊びをする子どもの表情をみて「子どもはお日様の下で遊んだ方がいい」と実感した。
○…島根県出身。家は放畜、米農家だ。子どもの頃は田植えを手伝い、竹やぶで秘密基地を作り、木登り、用水路で川をせき止める遊びも。だからこそ「泥は汚いって感じてほしくない」という思いがある。農業の活性化をさせたいと大学へ。後継者不足の課題には「子どもの頃に自然に触れることが少ないのでは」という持論も。キャンプなどで子どもが自然に触れる機会を作るサークル活動も行った。
○…二子に戻り3年半。「初めはこんな都会で大丈夫かしらと思った」と笑う。生活すると子ども会やご近所交流の活発さに驚いた。「イベントも多く面白い地域」と、そんな印象に。子育てを一緒に悩み、楽しむ仲間がいることも「心強い」存在。「子どもも大人も居場所が大切。自主保育がそんな居場所のひとつになれば」。青空の下、活動を広めていく。
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4月19日