高津区にある(株)総商に勤務する白井泰昭さん(50)が11月17日に開催された「社交ダンス全日本選手権シニアIIIクラス」で優勝。世界選手権への切符を手にした。白井さんは今年開催された三大会でいずれも優勝し、3冠を果たした。
茨城県で開催された社交ダンス「全日本選手権」。白井さんは飯村美哉子さん(55)=世田谷在住=とペアを組み、50歳・55歳以上のペアで出場するシニアIIIで優勝した。同クラスは22組の出場ペア中、上位6組に来年6月にスペインで開催される世界選手権の出場権が認められる。
白井さんは2015年に同選手権のシニアI(30歳・35歳以上)で世界選手権の出場権を一度手にしているが、直後のペア解消で挑戦を断念。白井さんは「出られるものなら世界に挑んでみたい」と話すが、渡航費などは全て自費。出場は現状、不透明という。
白井さんは3月に開催された全日本選手権シニアII(40歳・45歳以上ペア)でも優勝し、同じく世界選手権への出場権を得ている。6月には全日本シニアダンス選手権で優勝し、3大会3冠の快挙を成し遂げた。
週6で練習
白井さんが社交ダンスを始めたのは20代後半の頃。実家が営んでいた飲食店の常連客から「踊れないの?」と言われたのをきっかけにサークルに入ったのが始まりだという。「知人の紹介でプロの演技を見て衝撃を受けた」と本格的に競技に打ち込むことを決めた。
練習は週6日。仕事終わりに自宅のある宮前区のホールに通い、3時間ひたすら躍り込む。練習後にジムでトレーニングすることも多いという。「若い人にも負けたくない。本番が一番ワクワクして楽しい」と社交ダンスの魅力を語り、熱心に競技に打ち込んでいる。
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