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高津区版 公開:2020年1月17日 エリアトップへ

古希野球で昨秋全国優勝し、今年連覇を目指す「川崎ブルーソックス」代表の 中矢 邦彦さん 下作延在住 78歳

公開:2020年1月17日

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80歳も、グラウンドで

 ○…70歳以上の選手だけで行われる「全日本古希軟式野球大会」で昨秋、3年ぶり2度目の優勝を果たした「川崎ブルーソックス」。市の新年行事に招かれるなど脚光を浴びている。今年は連覇を目指し、早くも今月22日、監督・選手34人と共に総会を開き今年度をスタートさせる。「うちは走れる選手が多いから積極的に走塁を見せたい。ミスのないきっちりした野球を今年もできれば」と意気込む。

 ○…チームの平均年齢は75・6歳。「グラウンドでピンピンコロリ」を合言葉に、公式戦など年間約42試合をこなす。まとめ役として最も大切にしているのは「”強さ”と”楽しさ”を両立させること」。「勝ちにこだわると、試合に出られない選手も出てくる。アマチュアだからこそ、お互いを尊重することが大切。勝つ喜びを皆で共有することが楽しいから」と野球の極意を語る。

 ○…東京都出身。小3で始めた野球に今も夢中だ。高校時代には、当時早稲田実業高校だった王貞治さんと練習試合をした思い出も。社会人になっても野球を続け、結婚を機に川崎へ。定年間近に会社の先輩に誘われ、地元の還暦野球チームに入った。「会社員は定年後付き合いが減っていくと聞いてたけど、他の還暦チームとも仲良くなって、年賀状が増えたのは驚いた。ここまで長く続けられたのは、健康と家族の理解あってこそ。有難いね」

 ○…穏やかな口調ながら「三振でヘラヘラしてると怒りたくなる。勝負なんだから勝たなきゃ」と厳しい一面も。体を鍛えるトレーニングも欠かさない。一昨年監督を務め、体が動きづらくなった自覚がある。「80歳まではグラウンドに立ちたい。今年はレギュラーとして活躍することが目標」と意欲を燃やす。

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