高津区版 掲載号:2020年1月31日号 エリアトップへ

「第21回NHK全国俳句大会」で約5万作品の中から特選を受賞した 石関 武之さん 北見方在住 78歳

掲載号:2020年1月31日号

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「情景を共感できる魅力」に夢中

 ○…市内の大手電機メーカーを定年後、興味本位で飛び込んだ俳句の世界。「同じ情景を多くの人と共有できる魅力」に取りつかれ、今ではすっかり虜といった様子。「1日1句作る事を目標にしていますよ」とニッコリ。

 ○…俳句は個人の素養が色濃く反映するのかと思いきや、愛好者のグループが沢山あって、互いに作品を批評し合うのが楽しみなのだとか。自身も著名な俳人が主宰するグループに所属し、仲間と共に才能を磨く。今回、全国レベルの大会でひとつ結果を残したものの、アマチュアの俳句愛好家のなかでは「まだまだ中堅といったレベルですよ」と話す。

 ○…とはいえ、俳句のモチーフを求めて全国各地に足を運ぶなど、向上心は人一倍。近所の多摩川土手を俳句の題材にする事もしばしばだとか。目についた物やフレーズは常に持ち歩いている手帳に記し、持ち帰って自宅でゆっくり紡ぐのが”石関流”。新聞で見かけた新語や、若者が発信する流行語などにも興味や関心を寄せる。「大きな景色をみた時の感情などから俳句を詠むのが得意」と話す通り、定年前に足を運んだオホーツク海でのワンシーンを切り取った一句で先頃、念願の「晴れ舞台」への登壇機会を掴んでみせた。

 ○…高津区に移り住んで40年余り。子どもも独立し、夫人との2人暮らしを満喫する。定年後、もうすぐ20年を数え、前出の手帳も10冊に迫ろうかとする中、今後の目標を尋ねると「元気なうちは俳句を続けたいですね」とキッパリ。聞けば今回、全国大会の晴れ舞台の応援に、孫娘を招待していたもののスケジュールが合わず断念したのが心残りなのだとか。「頑張って、来年も…」と密かな決意を新たにしている。

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