高津区版 掲載号:2020年3月27日号 エリアトップへ

川崎市医師会の会長で、ダイヤモンド・プリンセスでの医療チームに参加した 岡野 敏明さん 多摩区在住 60歳

掲載号:2020年3月27日号

  • LINE
  • hatena

「患者を診る、それだけ」

 ○…新型コロナウイルスの集団感染が起きた大型船で先月、日本医師会の医療チーム(JMAT)に川崎市医師会として従事。医師11人が参加し、半日交代で4日間にわたり乗員らを問診した。「日頃の診療と同じ。目の前に苦しんでいる人がいたら診てあげたい」。感染防衛という難敵と向き合いながら、原点の姿勢は変わらない。

 ○…幼少に亡くした祖父の診療所がある登戸で生まれ育った。姉2人と妹1人、両親と祖母で暮らし、地元・カリタス学園の幼稚園から4期生として小学校へ。母校では現在、校医を務める。愛知医科大学医学部を卒業後は、宮前区の聖マリアンナ医大病院に入局した。研修医だった当時、クロイツフェルト・ヤコブ病という神経難病の男性患者を担当。妻が付き添う前で医師は手袋をつけて診察するという特別対応で、亡くなったときも病理解剖しない判断が下された。「今思えば、ご家族に申し訳なかった」と思いをはせる。

 ○…2002年、岡野内科医院を父親から継ぎ3代目院長に。多摩区の休日夜間急患診療所が近所のため、当番医不在になると駆けつけた。会員1300人以上が所属する市医師会では、副会長を経て昨年6月、会長に就任。現在は新型コロナの脅威と対峙する一方、感染症ではない疾患を見落しかねない現状を危惧する。最近診察した発熱とせきに苦しむ男性は、肝臓に膿みを発見。すぐに入院させた。「疑わしい症状は何でも自宅待機、というのは患者を危険にさらしかねない」

 ○…感染症対策だけでなく、災害時の急患診療所の運用など市医師会として課題は山積だ。担当医のリスク管理を考慮しつつ、「行ける医師が診てあげればいい。地元の患者の不安を解消したい」。そう一途に思う。

高津区版の人物風土記最新6

高村 優奈さん

「2021ミス・ジャパン日本大会」に 出場する

高村 優奈さん

高津区在住 21歳

9月17日号

大山 隆久さん

北海道美唄市のアンテナショップを自社敷地内に新たに設けた

大山 隆久さん

久地勤務 52歳

9月10日号

鈴木 讓さん

高津区商店街連合会の会長に就任した 「よみがえり」日々成長中

鈴木 讓さん

末長在住 67歳

9月3日号

吉沢 春陽(はるひ)さん

高津市民館で開講する無料塾「かわさき芽吹塾」の代表を務める

吉沢 春陽(はるひ)さん

横浜市在住 20歳

8月20日号

小倉 正さん

国際ロータリー第2590地区のガバナーに就任した

小倉 正さん

横浜市在勤 77歳

8月13日号

望月 晶子さん

紙芝居師「紙しばいや もっちぃ」として高津区などで活動する

望月 晶子さん

世田谷区在住 

8月6日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 6月4日0:00更新

  • 5月28日0:00更新

  • 5月14日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2021年9月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook