新型コロナウイルスに対応する医療従事者へ敬意と感謝を示すため、航空自衛隊の曲技飛行隊「ブルーインパルス」が5月29日昼頃、東京都心上空を飛行。中原区上空で旋回する飛行ルートが当日朝に発表され、市立井田病院のスタッフら約100人も急きょ、屋上でその様子を見守った=写真(市提供)。
午後0時40分過ぎ、白いスモークで青空に線を描きながら6機が近づいてくると歓声が上がり、拍手がわき起こった。「ありがと〜」と呼び掛ける人もおり、温かい雰囲気に包まれた。
同院で看護師として働く40代の平良香理さんは「もともとブルーインパルスは格好良くて好きだった。青い空を見上げて、とてもリフレッシュできた。企画の趣旨もありがたい。充分気持ちは伝わった」と話した。
同院は結核患者らの病棟で、コロナ患者を4月頃から受け入れてきた。同院の北村修事務局長は「院内感染は1回も発生しておりません。公立病院の使命を果たすため今後、対策を行いながら通常診療を再開しております」と話していた。
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