多摩川うなねパークゴルフコースの場長を務める 室井 俊信さん 宇奈根勤務 54歳
芝生で語る、再開への想い
○…普通のサラリーマン稼業が続いたある日「自然の中での仕事がしたい」と一念発起。導かれるように造園業の世界に飛び込み現在に至る。得意とするのは「芝生の管理」。「(芝は)手間を掛けた分しっかり返ってくるんですよ」と嬉しそうに語る姿に、やりがいが強く感じられる。
○…宇奈根のパークゴルフ場の指定管理業者として、今回の再開までの先鞭をつけてきた立役者の一人。自身、場長に就いたのは今春からだが「これまでの常連さんから『良くなったよ』って言われたくて」と大いに張り切った様子。昨秋の台風で大きなダメージを負った芝生を、こうした害に強い品種に差し替えたのもその思い入れの顕れ。「見た目はもちろんですが、ボールの転がり具合などに違いが出るんです」と、プロの矜持を垣間見せる。
○…過去には生田緑地やよみうりランド隣接地にあるゴルフ場(本コース)の芝生管理を手掛けたことも。また、等々力競技場の芝状態をシーズンを通して良好に保てたことが高く評価され、Jリーグから”裏方のMVP”とも評される「ベストピッチ賞」を受賞した事は、大きな自信につながったのだとか。「受賞はもちろん嬉しかったですが、それより選手から『もし(この芝で)賞が獲れないのなら、僕が個人的に表彰します!』と言ってもらえたのが印象深いですね」と話す。
○…常に利用者の立場を意識しながら、より良い環境づくりに邁進する。これまで地域で指折りの人気スポットとして名を馳せてきただけに、さらなる発展に向け双肩にかかる期待は大きいが「周りのスタッフの方々の助けを借りながら、快適な施設にしていければ」と、自然体で臨む構え。新生パークゴルフ場の真価は、これから―。
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4月19日