高津区役所1階にある区民課の窓口にこの程「プロテクションパネル」と呼ばれる透明な衝立(ついたて)が設置された。コロナ禍の影響が長引く中、利用者や区職員の飛沫感染予防にと、パネル寄贈を申し出たのは高津区内で奉仕活動を行う5つの団体。さて、その詳細と真意は―?
区長に寄付申し出
高津区への転入・転出の際の手続きや、最近ではマイナンバー関連の窓口として、連日多くの人が訪れる区民課。これまではビニール製のカーテンで仕切られていたものが、現在では「プロテクションパネル」という衝立状の透明な仕切りが、飛沫感染防止などの役割を担っている。
このアイテムを寄贈したのは「川崎西ライオンズクラブ」「川崎高津ロータリークラブ」「川崎高津南ロータリークラブ」「高津青年会議親睦会」「川崎西ロータリークラブ」(順不同)から成る「高津区内奉仕5団体」。各団体は区内各所で様々な奉仕活動を行っているほか、定期的に例会などを実施している。
しかし今年は折からの自粛要請などもあり、各団体の活動が軒並みストップ。「ならば、本来であればイベント開催などに充てられていたであろう活動経費の一部を高津区に寄付しよう」という話の流れとなり、鈴木哲朗区長に申し出があったのだという。
各所で寄贈品活用も
今回の寄贈は「新型コロナウイルス感染拡大防止に係る品」となっており、このパネルのほかにも「アクリルパーテーション」「アクリルデスクパネル」「ドーム型サーマルカメラ」「非接触式体温計」といった品々も、区内各施設などで役立てられる予定。このうち「アクリルデスクパネル」はプラザ橘で、また「非接触式体温計」は避難所利用者のための体温把握のためと、具体的な導入先や用途も続々と決まってきており、奉仕5団体からの善意が今後、様々な場面でコロナ収束に向けてひと役買うものとみられている。
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