志高く真摯に市政へ 市政リポート 51 「避難所の感染拡大防止」に向けて 川崎市議会議員 さいとう伸志
6月12日に国の「令和2年度第2次補正予算」が可決・成立したのを受け、川崎市議会は第4回定例会を延長し、市の補正予算も審議が行われ、6月24日に可決しました。私は自民党を代表して今回提案された補正予算案の質疑に立ちました。その中の一部を報告させて頂きます。
事業費の内訳は?
私はまず「新型コロナウイルス感染症拡大対策事業費」について、今後懸念される「第2波」に備え、必要物品の整備に充てるとされる事業費2億5千万円の内訳について質問しました。また、風水害へのリスクも高まる季節の到来を前に喫緊の危機管理課題となっている「感染症予防のための避難所への備品配備の内容」についても問い質しました。市の危機管理監は予算の内訳について「避難所用備蓄用品に約4千万円、公共施設等備蓄用品として約1千万円を計上すると共に、第2波等に備え緊急に必要な取組を機動的に実施するための予算として2億円」と答弁があり、避難所への備品配置については「感染症対策としてマスクや手指用消毒液など基本的な衛生物品をはじめ発熱や咳など症状がある人との”密”を避けるべくパーテーションで区切ったりテント等の配備を検討しているほか、簡易ベッドや使い捨てのアルミブランケットの導入も検討している」といった説明がありました。
第2波への備え、今後も
さらに「避難所対応以外の使途の想定や有事の際の意思決定の過程、金額規模の妥当性」について見解を伺いました。
市の危機管理監は、具体的な要請を待たなくても、避難所や避難者への支援を中心に必要不可欠と見込まれる物資を調達できる『プッシュ型』と呼ばれる支援を実施するため「各区局に照会し、必要な備蓄品や取組を把握した上で(予算を)執行していく」「予算執行時は関係局との協議を経て市長、副市長へ諮り決定する」と回答。さらに金額規模については「市内4千程度の福祉施設等にマスクや消毒液等を配布する事を可能とする見込み額」との説明がありました。
第2波等への備えについては、日々刻々と変化する状況を把握し、しっかりとした対策を講じるよう今後も議論を続けてまいります。
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4月19日